京都妙心寺東林院精進料理体験教室~夏そうだ京都へ行こう♪ 妙心寺東林院精進料理体験教室~夏 今回は高校時代の友人と久しぶりの女二人旅。 宿坊へ泊ることも考えましたが、久しぶりの女二人旅 話しに花が咲き他の方へ迷惑になるといけないので、 お互いに仕事を終え京都駅近くのホテルで会うことにしました。 数日前からの台風の予報に忘れられない旅になりそうと 覚悟をしていましたが、西日本への上陸はなくなり 暑さにめっきり弱くなった私の体には天の助け? 曇り時々雨模様の涼しい旅となりました。 二ヶ月ぶりの京都はすっかり夏景色、娑羅の花の寺で有名な 東林院のお庭も夏らしく涼やかな雰囲気になっていました。 特に感動したのは春に泊った宿坊の前のお庭の桔梗の花たち 木の緑、砂利、灯ろう、さりげなく咲いている桔梗の花が 涼しさとやさしさを感じさせてくています。 7月の献立 葛餅ち 焼きなすの寒天寄せ なすとにがうりの梅肉寄せ 今回の献立を見て、私の頭は上手くできるか心配しつつ、献立に葛餅ちを見つけ心はわくわく、 和尚さんのお話しと簡単な説明を伺い早速お料理にとりかかります。 はじめに冷やす必要のある焼きなすの寒天寄せに取りかかります。 捨てる部分は少なく焼きなすのへたをとり、なすに切れ目をいれて塩をすり込む 何度も作ったことのある焼きなすですが、これは初体験! 切れ目をいれると爆発しないし、簡単に皮をむくことができ また塩をふるのは味のためとのことです。 暑い夏に寒天で寄せることで、いつもの焼きなすが 涼し気で、のど越しのよく食べることができました。 最近のブームでどこを捜してもなかった寒天を帰りの駒ヶ根サービスエリアで 手に入れて帰りました。 焼きなすの寒天寄せを作りながら、なすとにがうりの梅肉寄せの準備にとりかかります。 なすは揚げるのでせ水で洗うことも灰汁抜きをしなくても良いそうです。 にがうりの料理というといつもゴーヤチャンプルーばかり、 梅の酸っぱさとにがうりの苦さをなすがバランスよくして ほど良いお味の暑気あたりに良さそうな一品があっという間に出来上がりました。 盛り付けた時、一緒に煮込んだ梅干しの種をひとつ取り忘れてしまいましたが、 幸いにも私のお皿に入っていたので、そのまま口にいれ数時間後 見事に種が割れとても美味しい天神様をいただきました。 一緒の組みの年輩のお母さんたちは子供の頃、 病気の時はいつも葛餅を食べていたとのこと、 慣れた手付きで 葛粉と水と砂糖を鍋でこねること数分 良く買う船橋屋や川崎大師の葛餅より 透明でぷるるんとした葛餅があっという間にできあがりました。 いつも買っている葛餅ちと黒蜜がこんなに簡単にできるなんて 嬉しい限り、先日買った葛粉で早速作るつもりです。 楽しい時を過ごすことができました。 今回でお終いと思っていたお教室、 また秋に行けたら良いなと思います。 和尚さん、奥様、アシスタントの方に作っていただいた 何品かの精進料理と自分で作った精進料理を 禅のお庭を見ながらいただけるなんて、なんという贅沢なのでしょう。 あっという間にお膳の器は空っぽになり、心もお腹も満たされ 片付けの後、お教室は終わりました。 そしてお教室で出会った方々へ感謝を込めて 西村元房和尚さんの精進料理の本 |